ナメクジの寄生虫に感染する確率は?死亡例もある危険な実態

ナメクジの画像

梅雨時期になると頻繁に見かけられるナメクジですが、実は農作物に与える影響は無視できないので、数々の駆除方法が考案されています。人家でも園芸に被害を与えるので油断はできません。

そんなナメクジですが、寄生虫にかかっている場合もあります。それは人間にも感染するので用心して接する必要があるでしょう。

ナメクジに寄生する寄生虫の感染症

広東住血線虫の画像

ナメクジに寄生する寄生虫として知られているのが、「広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)」です。人獣共通感染症なので、ナメクジだけでなくそこを経由して人にも感染する可能性がある恐ろしい寄生虫です。

感染経路は、ナメクジを生食で食べることによって感染をします。

一部の地域では心臓病や肝臓の病気に、ナメクジの踊り食いをすることで劇的に治るという言い伝えが広まっており、それは今でも続けられています。

この民間療法は、古くからの言い伝えのみで医学的な根拠はありません。むしろ広東住血線虫が発見されたことで非常に危険な方法になったと考えられているので、推奨はされていません。

ナメクジが寄生して成虫になるまで

ナメクジの寄生虫である、広東住血線虫の終宿主はネズミであり、ネズミから排出される第1期幼虫が中間宿主であるナメクジに食べられることで、ナメクジの体内で第3期幼虫にまで育ちます。

そこまで育った広東住血線虫を持つナメクジが、ネズミに食べられると第3期幼虫は中枢神経に移動を開始し、第5期幼虫にまで発育をして肺動脈にたどり着き成虫へと成長します。

中間宿主であるナメクジが、待機宿主である人間に搾取されると、第3期幼虫のまま寄生をして成虫になることはありません。

ナメクジが保有する寄生虫が人に寄生されると・・・

広東住血線虫の画像

人がナメクジの寄生虫「広東住血線虫」に寄生されると、第3期幼虫はの多くは中枢神経へと移動を開始します。そして出血や好酸球性脳脊髄膜炎などを引き起こすと言われています。

様々な治療が研究されていますが、サイアベンダゾールやメベンタゾールという薬が治療に役立っているので、主にはこういったものが処方されるようです。

どうして広東住血線虫が、中枢神経という人間にとって一番大切な場所に移動をしていくのかまだ分かっていません。

カタツムリに寄生して脳をコントロールするロイコクロリディウムのように、宿主である人間をコントロールしようとしているのではないかという仮説が有力のようです。

ナメクジの寄生虫に感染しない予防法

腕を組む医者の画像

ナメクジに寄生をする広東住血線虫は、人にも寄生をして大きな影響を与える危険な存在です。予防するためにも、まずはナメクジを見つけても無闇に触らないことです。

もし子供が触ってしまったら、しっかりと手洗いを行いキレイな状態に戻します。触った手のままお菓子などを食べてしまうと、そこから寄生をしてしまう可能性もかなり低いですが0ではありません。

またナメクジを食べる場合には、生食では寄生する可能性がとても高いので、煮るや焼くかして摂取するようにしましょう。

広東住血線虫という寄生虫は、人にも寄生をします。死亡例も報告されているので、十分に気をつける必要があるでしょう。

梅雨時期になると頻繁に見かけるナメクジですが、見る分には風情がありますが、実は恐ろしい寄生虫を持っているんですね。

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