カタツムリの寄生虫は日本でも危険!感染経路と生態を解説

カタツムリの画像

露のシーズンになると見かける機会が増えるのがカタツムリですよね。季節的な生き物なので風情を感じることができるため、小説や漫画などでは頻繁に登場します。

そんなカタツムリですが、どうやら寄生虫に悩まされている生物でもあるようです。どんな寄生虫がかたつむりに入り込んでくるのでしょうか?

カタツムリが持っている恐ろしい寄生虫とは?

ロイコクロリディウムの画像

カタツムリを宿主とする寄生虫は、「ロイコクロリディウム」と呼ばれています。

人間には感染をしないと考えられていましたが、カタツムリに感染をするこの寄生虫が人間に入り込むと髄膜炎を引き起こす危険性があります。

ロイコクロリディウムは、主にドイツやノルウェーなどのヨーロッパに広く見られており、最近はアメリカにおいても確認されています。

比較的寒い地域に多いようで、日本では北海道で感染したカタツムリが発見されたとの報告があります。

ロイコクロリディウムは鳥の糞の中に卵として潜んでいる

鳥の糞の画像

カタツムリの寄生虫として知られるロイコクロリディウムは、鳥の糞の中に卵として存在しています。その糞をカタツムリが食べるまでじっと潜んでおり、カタツムリが食べたら消化器官で孵化してミラシジウムとなります。

そこから細長いチューブ状に成長をして、カタツムリの触角に向けて少しずつ移動を開始します。

触角に移動すると、もぞもぞと動き始めるのでカタツムリは、触角の異物を取り除こうと触角を回転させるのですが、その姿がイモムシにとても似ています。

カタツムリの寄生虫に感染するとヤバい

基本的にカタツムリは鳥に食べられるのを防ぐ目的で、基本的に暗い場所を好む特徴があります。

しかしながら、寄生虫であるロイコクロリディムに感染すると脳も支配されてしまい、明るい場所を好むようになってしまうのです。

すると鳥が触角をイモムシだと勘違いしてカタツムリを捕食します。すると鳥の中でロイコクロリディウムは、成虫であるジストマに成長していきます。カタツムリは中間宿主であり、最終的な宿主は鳥ということになります。

鳥の中に入った寄生虫は、鳥の直腸に吸着して暮らします。そして鳥が摂取した栄養をこっそりと吸収して成長を続けていき、最終的に鳥の直腸で卵を産んでその生涯を閉じます。

この卵は、糞と共に排出されて、またカタツムリに食べられる。このサイクルを繰り返しているのです。

カタツムリに寄生している寄生虫を食べないよう注意しよう

ロイコクロリディウムの画像

カタツムリに寄生虫がいるということもあまり知られていません。さらにロイコクロリディウムはカタツムリの脳をコントロールするという恐ろしい特性をも持ち合わせています。

さらに最終宿主に食べてもらうように、寄生虫がカタツムリをコントロールするというのが、他の寄生虫には見られない特徴です。人間に感染する可能性が残されているので、感染をしているカタツムリを食べないことが第一です。

カタツムリの寄生虫を紹介していきました。ロイコクロリディウムという何とも怖そうな名前は、脳をコントロールしてしまうところから納得ができますね。

日本ではあまり見かけることのできない寄生虫ですが、世界各国で発見されているようです。その不思議な生態については、未だに謎な部分が多く解明が待たれています。

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