犬の寄生虫4種類を写真付きで症状解説

犬の画像

ペットとして大人気なのが「」ですよね。日本では古くからペットとして飼育されていたので、犬も人間に対しては忠実なところがあり、コミュニケーションを取るのも容易です。

 

そんな犬ですが、気をつけたいのが寄生虫の存在です。

 

大事な家族の一員を困らせる寄生虫には、どんな種類があるのでしょうか?

犬の寄生虫1…1番報告例が多い「犬回虫」

犬回虫の画像

犬に寄生するものとして、「回虫」がいます。

 

これは線虫に属している寄生虫の一種であり、ヒトやイヌ、ネコといった多くの哺乳類の小腸に寄生するタイプの動物だと言えます。

 

イヌに感染するものとして、「犬回虫」が圧倒的に多いです。

 

犬の体内に侵入した犬回虫は、まだ卵の状態です。

 

小腸内に到達すると孵化を開始して壁を突き破って血管内を移動して肺に到達をします。

 

肺において第三形態の幼虫にまで成長して、気管支等に進み再び宿主から飲み込まれて腸管内に戻ってきます。

 

そこから成虫になって卵を1回で10万個ほど産み、糞便として排泄され外に出てきます。

 

犬回虫の特徴として、幼虫から成虫までの成長は生後6ヶ月未満の子犬でしか起こらないという点です。

 

犬回虫に寄生されると、食欲不振や下痢、嘔吐、体重減少、貧血などの症状が見られ、肺炎になると高い確率で死亡してしまいます。

 

犬の寄生虫2…「鉤虫」は犬にも人にも寄生する

犬の寄生虫として注意したいのが「鉤虫(こうちゅう)」とよばれる寄生虫です。これが犬の体内に入ることで発症する病気が鉤虫症です。

 

鉤虫は十二指腸虫とも呼ばれており、体長は2cmに届かないくらいの白い虫で、全世界ではおよそ10億人もの人が感染していると言われています。

 

特に暖かくて湿気の多い熱帯地方に多く生息しています。

 

犬がこの鉤虫に感染してしまうと、甚急性型と呼ばれるタイプの症状は生後1週間ぐらいの子犬に見られます。

 

2週目に突入したころから急に下痢や貧血などが見られて最悪の場合は死に至ります。

 

また急性や慢性型などもあり、これらは貧血や体重減少などを引き起こし寿命を短くさせてしまう可能性もあるのです。

 

犬の寄生虫3…「条虫症」という危険な病気になる可能性も

寄生虫の画像

条虫と呼ばれる寄生虫が入り込むと、「条虫症」という病気になり、犬を苦しめます。

 

これは犬だけでなくネコやヒトの小腸にも寄生をしており、一般的にはサナダムシと呼ばれます。犬に寄生するものは、「瓜実条虫」やエキノコックス」などが有名な寄生虫です。

 

感染すると、体重減少や食欲不振などを引き起こしますが、そこまで重症化するような寄生虫ではありません。

 

寄生される主な原因は、条虫を媒介するノミが何らかの経緯で犬の体内に入り込むことによって感染をします。入り込むと鋭いキバで小腸壁をかみついて、そこから血を吸い生きていくのです。

 

犬の寄生虫4…「フィラリア」は蚊などから感染する

犬糸状虫

フィラリアという寄生虫の一種によって感染する病気もあります。これは「犬糸状虫」と呼ばれる種類であり、犬の心臓や肺動脈などを最終的な住処としています。

 

フィラリアのメスの体内にはミクロフィラリアと呼ばれる幼虫が存在しています。これが血液の中に流れこみ、蚊やブヨという吸血昆虫に吸い取られるのを待ちます。

 

吸い取られたミクロフィラリアは吸血昆虫の中において脱皮を繰り返して発育を続け、吸血昆虫がさらに動物の血を吸った際に、そこから動物の体内に侵入をするという繰り返しで次々に感染をしていきます。

 

犬がフィラリアに感染すると、咳や息切れ、散歩を嫌がる、呼吸困難などの症状が見られます。場合によっては重篤な症状を示すこともありますので、すぐに獣医に相談しましょう。

 

犬に寄生する寄生虫の中から、特に多く見かけられる種を紹介しました。感染経路はそれぞれ違ってきますが、最終的には症状を示す場合が多く、場合によっては命の危険性すらあります。

 

全てを防ぐのは難しいにしても、どんな症状を示したら危ないのかを把握しておき、もし異変を感じたらすぐに獣医に相談するようにしましょう。

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